萌えは続くよ、どこまでも!マイウェイその3

韓国映画マイウェイを腐女子語りする12,000キロの旅もいよいよ大詰め、終着点であるユーラシア大陸の西の果てへ辿り着きました。

◆辰雄とジュンシクが離ればなれになってから3年。
ドイツ軍東方部隊の一員となっていた辰雄は、沿岸守備施設構築の任でノルマンディー海岸にやって来た。
辰雄の穏やかな表情には、冷酷非情な将校だった過去の面影は全くない。
此処にいる東洋人はオマエだけだと仲間に云われながらも、辰雄はずっとジュンシクを探し続けていた。
そんな日の夕暮れ、辰雄の目に浜辺を走る人影が映る。それはジュンシクとの奇跡的な再会だった。

どこに居ても鍛錬を怠らないジュンシクは何も変わっていないように見えたが、独ソ戦で辰雄を庇った際に負った傷がもとで聴力を殆ど失っていた。
辰雄はその事に少なからずショックを受け、以降何かにつけジュンシクを気遣うようになる。
二人の間に初めて、戦時下である事が嘘のような穏やかで優しい時間が流れるが、それも長くは続かない。
辰雄とジュンシクの所属部隊にカレーへの異動命令が出された。
連合国軍がカレーへ進軍してくると予想しての異動だが、戦場へ送り込まれて生き残れる保証はない。
辰雄はジュンシクを家族のもとへ帰す為、脱走を決意する。
が、決行のその日が奇しくもD-dayだったのだ。
空襲と艦砲射撃に曝されながら、二人は生きて故郷に帰る為に走る。
しかしジュンシクが砲撃に倒れてしまう。
空挺部隊に包囲される中、致命傷を負いながらも、ジュンシクは辰雄の認識票を引きちぎり、代わりに自分の認識票を握らせた。
日本人将校であると知れれば、身に危険が及ぶかもしれない。だが朝鮮人徴用兵であれば処遇も違うだろう、と。
お前は生きて帰れと辰雄に告げ、ジュンシクは息絶える。
成すすべも無い辰雄は、ただ泣くしかなかった…。


はー、マジ浜村淳なみの語りだな…は良いとして、いや~、それまでがシベリアやら独ソ戦やら全体的に色味がグレーっぽかったもんで、陽光溢れるノルマンディーの空、緑の草地、青い海の鮮やかな光景が目に眩しい~( ̄∀ ̄)。
風景が美しくなると同時に、それまで髪ボサボサ&髭ボーボー&肌ガサガサ&服ボロボロで超汚れていた辰雄も、やたらナチスの軍服が似合うこざっぱりした超絶美人に…!!
しかも3年の間にしっかり内省したのか、憑きものが完全に落ちきった面差しは柔和で、でもジュンシクが行方知れずなせいかちょっと寂しげで、もう絶妙のしおらしさ!!
中盤までの気位だけは高くて憎々しいガイキチ軍人とは全く別人です!

気の合う仲間も居て、好かれてるみたいだし。
苦労知らずだったお坊っちゃまが辛酸をなめた果てに成長し、角が取れて良い感じになりましたと云う雰囲気です。

辰雄がずっとジュンシクを探していて、背恰好の似ている人に片端から声を掛けてるらしい事が、仲間の言葉で判ります。
人違いって判る度にしょんぼりしている辰雄を見かねて、仲間は諦めろって諭してるんだと思う(^_^;)。

チクショウ、何でいきなりそんなに可愛くなっちゃってるんだ辰雄!もうこのノルマンディーのくだりは兎に角やたら辰雄が可愛いんだ!

辰雄は日本に帰ろうと思えば何とか帰して貰えたのかもしれないけど、ジュンシクを探す為に敢えて東方部隊に一兵卒として志願したんでしょうね。
あんな別れ方して一人だけ帰れませんよね…(;_;)。

そんな辰雄とジュンシクの再会シーン…。
これがね、もう恥ずかしいのなんの!
何なの、アンタ達のその表情!
万感の思いを込めたよーに交わる視線!
幸せいっぱい胸いっぱいな笑顔!
ええい、おのれらは初恋の中学生か!秒速5センチメートルか!!
もう恥ずかしくって見てらんねー!!!!(゜∀゜;ノ)ノ
ジュンシクを見つけた辰雄が駆け出しだ時、そのまま抱きついたりしたらどうしようかとマジで身悶えたわ!まあンなこたなかったんだけど(笑)。
でも辰雄は気持ち的にはそれ位の勢いで駆け寄ったと思うのよ。
ただジュンシクが自分の事をどう思ってるか辰雄には判らないじゃない。
シベリアでジュンシクがジョンデと再会した時は、抱き合って互いの無事を喜んでいたけど、辰雄とジュンシクではそうはいかない。まだそこまでのレベルに至ってないし、だいいち友情?の質が異なりますわな。

向き合った二人の微妙な距離が、心の距離…って感じですかね。雪山越える道中も、歩いてる二人の間に常に距離があったし、辰雄が倒れたらジュンシクが起こしには行くけど、決して励ましたりしなかったし。
辰雄が動けなくなってようやく、ジュンシクは本気の心配を見せるけど、だからと云って心を開いたとは思えない。少しだけ距離が縮まった感があるだけ。

この二人の関係の特徴って、最初っからお互いものすご~く意識してるのに、絶対に心を開かないって所にあるだと思うんだ。
辰雄の父は、辰雄がジュンシクと良い友達になってくれたらいいと望んでたんだろうけど、残念ながらそんな風にはなれなかったでしょうね。
日本人と朝鮮人、お坊っちゃまと使用人、どちらも自然と壁を作って、そうそう簡単に親しくなれないと思うし、多分普通の友達みたいに話したりした事もないんじゃないかなあ。
陸上の実力だけは認め合ってて、お互いに意識だけはバリバリしあってた…そんな感じ。

そう考えると雪山を越えきるまで、二人が全くなれ合わないのが非常にリアル。
子供の頃から知ってる間柄とは云え特に仲が良かったわけでもなく、気まずい思いも散々してきたし、自分達の中でお互いの存在がとてつもない比重を占めているのも自覚しているけど、今更どう接したら良いか判らない…と云う事でしょう。

再会してお互いの顔を見て、やっとわだかまりを時間が解したんだって確信して、国も民族も支配被支配も無くなった状態になって、初めて心を開く事が、ただの友人のように普通に接する事が出来るようになったわけですよ。

二人で浜辺をそぞろ歩きしながら、心の距離を詰めていって、あの辰雄がジュンシクに、死んだんじゃないかと思って心配した、なんて素直に自分の気持ちを伝えられるようにまでなって。

この二人は辰雄の方から歩み寄らないと、絶対に宥和出来ないんですよね。
祖父の件で辰雄が一方的に朝鮮人全体に歪んだ憎悪を抱いたのだから、辰雄自身がそれを乗り越えないと、何も始まらない。
でも辰雄自身が色々やらかして、やらかした結果どうなるかを身をもって体験したから、憎しみはどこかの時点で消え失せたと思う。
それに辰雄は、自覚してないだろうけどジュンシクを愛しちゃった(笑)から、ジュンシクの聴力が失われている事を知ってからは、もうジュンシクの事しか考えてないんだよね。

何か長くなったのでいったん切ります。
以下まだまだ続く…。
何処まで続くんだ?マジでどうする、オレ!?だよ(≧Д≦)

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